ごえんさん・ご縁さん
意味
和尚さん。お坊さん。(正確には、浄土真宗の檀家が所属するお坊さん・檀那)[名詞]
地域
湖北 湖東 湖南 湖西滋賀県だけでなく京都などや関西や中部で、使われている
語源
浄土真宗の門徒が関西には多く、浄土真宗で一般住職(檀家が所属する寺の住職・檀那のことを、他宗では、「和尚」と呼ばれていることが多い)を表す「ご院家さん」(ごいんげさん)が詰まって「御院さん」(ごいんさん)、これがなまって「ごえんさん」または「ごえんさま」(ご縁さん、ご縁様)と呼ばれるようになった。本来、「御院」や「院家」は寺の建物の意。
最近では、年配者以外が使う機会は少ない中、年配者は浄土真宗とわかっていて「ごえんさん」と呼んでいるが、年配者の真似をしたつもりで使って浄土真宗以外のお坊さんのことを「ごえんさん」と呼ぶ者もいる。
使用例
()内標準語
今日は、ご縁さんが、法事に来て下さる。
(今日は、和尚さんが、法事に来て下さる。)
(今日は、和尚さんが、法事に来て下さる。)