まんまんちゃん・まんまんさん
意味
仏様。円いお月様。〈幼児語〉[名詞]
語源
「まんまん」とは、お経の「なんまいだ」つまり「南無阿弥陀仏」と唱えている様子を表している。「なむあみだぶつ」と唱えるだけで、死後、極楽へ導いてくれる阿弥陀如来。転じて仏様を指す言葉となった。「まんまんちゃんあん、あん」と「まんまんちゃん」に「あん」を付けて、仏像や仏壇に向かって、また食事の前後に合掌、お辞儀しながら言う言葉ともなっている(「あん」は「あな尊し」に由来し、手を合わせて拝む意。)。
地域
湖北
使用例
()内標準語
こりゃ。ごえんさんの横にちんして、まんまんちゃんあんせな。
(これこれ。住職さんの横に座って、仏様を拝まないといけない。)
(これこれ。住職さんの横に座って、仏様を拝まないといけない。)
まんまんちゃんあんしたら食べてもええで。あんしてきぃ。
(仏様に供えて拝んできたら、食べてもよいよ。お供えして拝んでおいで。)
(仏様に供えて拝んできたら、食べてもよいよ。お供えして拝んでおいで。)