20119年11月29日に死去した元内閣総理大臣の中曽根康弘氏の葬儀を、2020年10月17日(土)に実質の国葬(内閣と自民党の合同葬)として行うことを、現内閣の菅内閣が閣議決定しました(2020年9月25日)。
その葬儀の額は、なんと9,600万円、そして、その支出元は、コロナ対策費として設定された予備費からです。
2020年10月17日(土)午後2時から東京・高輪のグランドプリンスホテル新高輪にて実施を決定したわけですが、その頃には、このGo toトラベル キャンペーン下の各地で三密頻発の9月四連休の結果が出る頃で、コロナウィルス患者が爆発的に増えている可能性があり、その対策費のはずの予備費から支出の元内閣総理大臣の中曽根康弘氏の盛大なる葬儀の実施を国民は益々納得できないでしょう!!タイミングも悪すぎます!!
菅内閣、早速のご乱心?!
中曽根康弘元総理と言えば、国鉄(JR)、電電公社(NTT)、専売公社(JT)の民営化を行った人物、その人物の葬儀が国営の無駄遣いとは、納得がいきません。
それも、支出元は、まだコロナが収束しない中で、その対策費のはずの費用予備費から、9,600万円もの支出、ますます国民は納得できません。
●過去(戦後)の実質の国葬
- 吉田茂(1967年10月、国葬、1947年国葬令廃止に伴い例外)
- 幣原喜重郎(1951年、衆議院葬)
- 佐藤栄作(1975年、国民葬、自由民主党と国民有志)
- 三木武夫(1988年、内閣・衆議院合同葬)
- 小渕恵三(2000年、内閣・自由民主党合同葬)
- 宮澤喜一(2007年、内閣・自由民主党合同葬)