「千と千尋の神隠し」の父が食べたブヨブヨした食べ物が判明、食べた日本人がいた

ジブリの『千と千尋の神隠し』の千尋の父親が食べていたブヨブヨした食べ物が何か判明!!
それが何なのか調べると、とても珍しい珍魚でした。今では、ワシントン条約で特別天然記念物に指定され食べることができませんが、それを食べた日本人もいることがわりましたので、調査しまとめました。

『千と千尋の神隠し』で千尋の父が食べたブヨブヨした食べ物の正体が判明

アニメ監督でアニメーターの米林宏昌氏が19日、自身が原画を担当した『千と千尋の神隠し』のシーンを振り返りました。千尋の父親が食べていたブヨブヨした食べ物について「シーラカンスの胃袋と絵コンテに書いてありました」と明かしました。

シーラカンスは、食べれるの?どんな味?

『千と千尋』ブヨブヨした食べ物の正体が「シーラカンス」とわかり、本当に食べられるの?どんな味?と疑問に思う方が多いでしょう。

シーラカンスは、2m近くもありマグロくらいの肉が取れそうですが・・・。

実際に、シーラカンスは食べることができるようです。

今回は、実際にシーラカンスを食べた人たちの感想を紹介したいと思います。

現在、シーラカンスは、1991年にワシントン条約で特別天然記念物に指定され食べることができません。

しかし、特別天然記念物に指定されるまでに食べた人の記録が残っています。シーラカンスは、特別天然記念物にに指定されるまでは、アフリカやインドネシアでは普通に食べられていました。

ただし、珍しい魚なので、日常的に食べることはできず、時々、漁師の網に偶然引っ掛かるという程度で、引っ掛かったときには、料理して食べていたようです。

食べた人たちの感想を読んでみると、

・味が淡泊すぎて魚の旨みが全然ない
・筋が多くゴワゴワとした口当たりで食べにくい
・身が筋ばかりで、まるで歯ブラシ噛んでいる食感だ
という感想が残っています。
このような魚だから、コロモ諸島の人々は、シーラカンスを「ゴンベッサ」と読んでいました。
「ゴンベッサ」とは、もともと現地の言葉で「食べられない魚」「使えない魚」という意味でした。
しかし、シーラカンスが希少で高く売れる現在は「釣り上げると幸福をつれてくる魚」という意味に変わったのだそうです。
また、シーラカンスは、魚肉が消化が悪く食べ過ぎると、下痢になってしまいます。

シーラカンスを食べた日本人

実は、日本人にも、シーラカンスを食した人がいました!!
その1人目が、魚類学者の末広恭雄博士で、1982年、シーラカンスを解剖する際、ちょこっと試食してみたそうです。調理したのは関西調理組合の調理師と腕利きの集団、その時のメニューは、刺身や塩焼き、油いためなどですが、その感想は「こんなまずい魚は食べたことがない」「水につけた歯ブラシのような味」。
そして2人目が、1983年、週刊少年ジャンプの企画でで試食が行われていますが、やはり大不評!!
食べたのは「アラレちゃん」や「ドラゴンボール」の作者・鳥山明先生です。
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