2020年(令和2年)10月1日、東京証券取引所(東証)のシステムがダウンし、終日取引停止となってしまいました。復旧がいつになるか、気になっている方も多いかと思います。システムの復旧がいつになり、いつから株式の売買取り引き可能なのか、まとめました。
東証システムの復旧は、いつ?いつから取り引き可能?
東京証券取引所(東証)システムの復旧は、2020年10月2日の朝の取り引き(前場)開始の午前9時からの予定です。
東京証券取引所(東証)、名古屋証券取引所(名証)、札幌証券取引所(札証)、福岡証券取引所(福証)全てが、明日10月2日の前場開始の午前9時から全銘柄の株式の売買取り引きが可能となります。
※大阪取引所(大証、旧大阪証券取引所)については、今回のシステム障害の影響はなく今日10月1日も通常通り稼働していました(先物取引中心の大証は、東証とは別のシステムが使われているため)
東証システム障害の原因は?
東証システムにシステム障害が起きた原因は、東証の売買システム「arrowhead(アローヘッド)」を構成する運用系ネットワークに含まれる共有ディスク装置1号機のメモリーの故障。
発生時刻は午前7時4分で、このようなシステム障害が発生した場合、共有ディスク装置は、アローヘッドの複数のサブシステムが共通で持つデータを格納し、バックアップとして同2号機が存在しており、障害時に2号機へ自動的に切り替わる機能があるが働きませんでした。このため、共有ディスク装置内のデータを使う複数のサブシステムが正常に稼働しなくりました。具体的には、「情報配信ゲートウエイ」による相場情報の配信処理と、「売買監視サーバー」による監視処理に異常が発生しました。
その結果、障害の影響が証券会社や相場ユーザーなど東証外のシステムへ波及しないよう、アローヘッドと外部システムをつなぐネットワークを午前9時の取引開始前に遮断し、売買を全面停止する措置の実施となったのが原因です。
アローヘッドの故障したメモリーの交換とシステムの再起動を経て、明日10月2日は通常通り午前9時から売買を再開する予定となっています。
しかし、アローヘッドは2019年11月に刷新しており、故障した共有ディスク装置1号機のメモリーもその際に採用されたばかりのもので、寿命で故障したとは考えにくい状態です。そして、共有ディスク装置1号機の不具合発生時に、同2号機へ自動で切り替わらなかった原因も判明していません。このように、メモリーの故障原因も1号機から2号機への自動切り替えができなかった原因も不明で、今回の根本的な原因は不明のままで不安が残るばかりです。
9月には、Google、Amazon、Appleへサービスへの接続停止が、次々と発生しました。今度10月1日は、日本取引所グループの東京証券取引所(東証)で上場している全銘柄が取引できないという通信障害が発生しました。これに伴い、他の証券所[…]
ネットの声
起こってしまったのは、残念ですけど、どこまでテストして、今回はどのような想定外が起こったのか。ハッキリしないと次に活かせない。
もしかして、費用ケチってない?
止まっちゃいけないシステムならちゃんとお金かけないと。
祝日だったと思えばいいか。
しかしこの一日に賭けてた人もいたんだろーなぁと思うと、交通事故みたいなもんかな。
日本の金融市場としての信頼性は大きく失われたと思う。
丸一日に渡ってメインの証券取引所がストップするなんて前代未聞であり、あってはならない事態だろう。
国際的な信用は地に堕ちただろうな。
今日の開始前までの気配値とかは普通だったんだけどね、ちゃんと直ったんだろうけど明日も直前で故障は勘弁してもらいたいね。
今後も同じような事があるかもしれないし停止しないで復旧しながら運営できるようにはしてもらいたいね。