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同じドメインで、G Suite Business、G Suite Basicの両方を使う方法

G Suite導入のハードル

G Suite Businessが1アカウントでもGoogleドライブ(Google Drive)やGmailのクラウド保存容量無制限となり、G Suite Businessを使いたいという人が増えているようです。

しかし、G Suiteの本来の仕様で、G Suiteを使用する場合、同一ドメインのメールは全て、G Suite、しかも、同一のグレードのG Suiteにする必要があります。

G Suite Businessの場合、使用するドメインに30アカウントもメールアドレスが存在したら1,360円×30アカウントで、毎月40,800円(税別)も支払う必要があり、こんな高額な料金を毎月支払うことは難しいからと、G Suite Businessの導入を諦めている方も多いようです。G Suiteを導入するにしても、30アカウント全部、保存容量無制限にする必要も無いでしょう。G Suite Basicの場合、1アカウント680円/月で利用することが可能です。

同じドメインの中で、G Suite Business、G Suite Basicを使い分けることができたら、コスト削減にも繋がるでしょう。

また、

  • 「同じドメイン内で、私のメールのみG SuiteBusinessにして、残りのメールはG Suite Basicにしたい。」
  • 「G Suite Businessを使いたいけど、今使っているドメインの全部のメールをG Suite Businessにするにはお金が掛かりすぎる!自分のメールのみG Suite Businessを使いたい。」
  • 「今使っているプロバイダーのメールを、G Suiteで使いたい。」

とお考えの方も多いと思いますが、G Suiteの本来の仕様ではできません。

 

しかしながら、当記事では、G Suiteを、同じドメインの中で、G Suite Business、G Suite Basicの両方を使う方法をご紹介致します。厳密に言うとG Suiteではありません。しかし、当記事の方法で、上記のことを、G Suite上で、違和感なく使用することを可能にします。当記事では、以下「メールアドレスのG Suite化」と表現します。

メールアドレスのG Suite化によるG Suite Business、G Suite Basicを利用するメリット・デメリット

G Suite化のメリット

  • 同一ドメインの中で、G Suite Business、G Suite Basicをアカウント毎に使い分けができ、コスト削減ができる
  • 現在のメールアドレスを、G Suite、Gmailの使用感・操作性で利用可能

G Suite化のデメリット

  • G Suite Business、G Suite Basicを別々に管理しなければならず、一括で管理できない
  • 全てG Suite Business、全てG Suite Basicの設定に比べ、設定内容が増える。アカウントが多ければ多いほど、手間となる
  • 同一ドメイン内で、ファイル共有やスケジュール共有を行う場合、共有相手がG Suite Business、G Suite Basicのどちらかを知っている必要がある

同じドメインで、G Suite Business、G Suite Basicの両方を使う手順

同じドメインで、G Suite Business、G Suite Basicの両方を使う手順の条件

  • 現在使用しているドメインのメールサーバが、転送またはPOP受信に対応していること
    ※転送については、受信したメールをコピーでなくメールサーバに残さず転送する機能に対応していると、更によいです。
    但し、必須ではなく、メールサーバにコピーを残して転送のみに対応のサーバでも利用可能。しかし、時々、メールサーバに残った転送元のメールを削除する必要あり。

お使いになりたい現在のドメインが、上記の条件にさえ対応していれば、同じドメイン内にG Suite Business、G Suite Basic混在ですることが可能です。

同じドメインに所属するメールを、5アカウントのみG Suite Business、25アカウントをG Suite Basicで使うための手順

利用環境

利用ドメイン: chisho.e21.jp

ドメインに所属するメールアドレス数: 30アカウント

現在のchisho.e21.jpドメインのメールが稼働している環境: レンタルサーバ

上記環境で、5アカウントをG Suite Businessで利用し、
残りの25アカウントはG Suite Basicで使用したい。

①G Suiteの準備編(Business、Basic共通)

  1. G Suiteアカウントを、G Suite Business、G Suite Basicの両方を取得し設定する
    G Suite Business用としてG Suiteへ登録するドメインは、g.chisho.e21.jp 等の元のドメインchisho.e21.jpのサブドメインまたは、新規取得ドメインを設定する
    G Suite Basic用としてG Suiteへ登録するドメインは、g2.chisho.e21.jp 等の元のドメインchisho.e21.jpのサブドメインまたは、新規取得ドメインを設定する
    サブドメインは、gsuite.chisho.e21.jp、x.chisho.e21.jp等何でもOK。新規取得ドメインも何でもOK。
    ただし、絶対に、元のドメインchisho.e21.jpや G Suite Business用としてG Suiteへ登録するドメインg.chisho.e21.jpは設定禁止。
    要は、元のドメイン、G Suite Business用、G Suite Basic用のドメインが、サブドメインや新規取得ドメインなど異なればOK。
    サブドメインでなく新規ドメイン取得の方が設定は簡単。
    以下、G Suite Businessのアカウントを g.chisho.e21.jpというサブドメインで登録したとして手順を説明
  2. G Suite Businessへ登録する管理者アカウント名は、test-gsuite@g.chisho.e21.jp とする
    アカウント名は、元のメールアドレスと同じでなくても構いませんが、当記事では、test-gsuite の同一に設定
  3. g.chisho.e21.jpのMXレコード等の設定を完了し、他のメールアドレスからtest-gsuite@g.chisho.e21.jp へメールが正常に届くか確認する
  4. 残りのG Suite Businessとして使いたいメールアドレスを追加アカウントとしてG Suite Businessへ登録し、メールの転送設定を行う
    他のG Suite Businessとして使いたいメールアドレスの一つが taro@chisho.e21.jpの場合、G Suite Basicへはtaro@g.chisho.e21.jp等で登録する
  5. G Suite Basicの設定は、G Suite Businessと異なるメールアドレス、異なるサブドメインまたは新規所得ドメインで行う。
    アカウントを取得し設定する。G Suite Basic用としてG Suiteへ登録するドメインは、g2.chisho.e21.jpとする。G Suite Basic用の管理者アカウントとして、tset-gsuite2@g2.chisho.e21.jp とする。
    ①~④の順番を、G Suite Basic用としてG Suiteへ登録するドメインはg2.chisho.e21.jp、G Suite Businessへ登録する管理者アカウント名はtset-gsuite2@g2.chisho.e21.jp、G Suite Basicで使うメールアドレスをtset-gsuite2@chisho.e21.jpに置き換えて、設定を進めて下さい。

②G Suite化したいレンタルサーバの元のメールアドレスtest-gsuite@chisho.e21.jpの設定

  1. test-gsuite@chisho.e21.jpのメールアドレスへ届いた新規メッセージをtest-gsuite@g.chisho.e21.jpへ転送されるように設定を行う
    転送設定で、サーバにメッセージを残さず転送する機能が使用可能の場合は、有効にする。但し、必須ではなく、メールサーバにコピーを残して転送のみの設定でもOK。
  2. レンタルサーバ上のtest-gsuite@chisho.e21.jpへメールを送り、送ったメールが自動的・即時にG Suite上のtest-gsuite@g.chisho.e21.jp に転送されることを確認する
  3. G Suiteのtest-gsuite@g.chisho.e21.jp アカウント上でtest-gsuite@chisho.e21.jpのメールを受信可能にする設定完了
    以下の画面は、G Suite Businessのドメインは他のドメインですが、G Suite化予定のメールアドレス(test-gsuite@chisho.e21.jp)が、宛先としてG G Suite Businessのメールアドレスを指定しなくてもG Suiteへ転送された様子
    スマホやタブレットにGmailアプリをインストールしG Suiteの設定をしておけば、以下の画面のようにリアルタイムでメール受信の通知を受けることも可能

※他のメールアドレスについても、①~③の手順で転送設定を行ってください。
G Suite Basic用のメールアドレスについては、taro@chisho.e21.jpならばtaro@g2.chisho.e21.jpへ転送するなど~@g2.chisho.e21.jpとG Suite Basic用のドメインへ転送するようにして下さい。

③G Suiteの設定編(Business、Basic共通)

test-gsuite@g.chisho.e21.jp のG Suiteから、test-gsuite@chisho.e21.jp のメールを送信可能にする設定を行います。

  1. test-gsuite@chisho.e21.jpのレンタルサーバでの送信設定を確認しておく(以下は、レンタルサーバMixhostの設定)。
  2. パソコンのブラウザ上(スマホ・タブレットのアプリでは設定不可)でG SuiteのGmailの画面を開き、設定画面へ進む。画面右上の歯車のアイコンが設定画面。
  3. 設定>アカウント>名前:>他のメールアドレスを追加 へ進み、 test-gsuite@chisho.e21.jp を送信可能にする設定を行う
  4. 自分のメールアドレスを追加 の画面に、 名前:は自由に設定可能、メールアドレス:へはG Suite化したいメールアドレス「test-gsuite@chisho.e21.jp」を入力し「次のステップ>>」へ進む
  5. 送信のためのSMTPの情報を入力する。①で確認しておいたレンタルサーバ等の送信設定を入力する。送信ポートは、25や587の非暗号化送信でなく465を使用しSSLによる暗号化した送信に対応させることが望ましい。
    設定の入力が完了したら、「アカウントを追加>>」を押す。
  6. test-gsuite@chisho.e21.jpが自分のメールアドレスとして確認のための確認コードを送信する
  7. 事前に、test-gsuite@chisho.e21.jpへ送られたメッセージをtest-gsuite@g.chisho.e21.jpに転送する設定は完了しているので、test-gsuite@g.chisho.e21.jpのG Suiteへtest-gsuite@chisho.e21.jpのメールの所有権を確認する確認コードを記載したメールが送られてくる
  8. 送られてたメール内の確認のためのリンクをクリックするか確認コードを入力し「確認」を押す
  9. 正しく確認コードを入力して「確認」を押すと③の「設定」画面に戻り、「名前:」の一覧に今回追加したtest-gsuite@chisho.e21.jpのメールアドレスが追加されているのが確認する。追加を確認後、test-gsuite@chisho.e21.jpをGSuiteのディフォルトのメールアドレスとして使うために「ディフォルトに設定」を押す。
  10. 以下の画面は、test-gsuite@chisho.e21.jpが追加され、ディフォルトに設定した状態。必要に応じて、「ディフォルトの返信モードを選択:」を設定する
  11. G Suiteでメールを新規作成しようとすると、test-gsuite@chisho.e21.jpが送信元に設定されたメール新規作成画面が現れる
  12. 以上で、G Suiteで、test-gsuite@chisho.e21.jpのメール-アドレスの送信・受信の両方を可能にする設定が完了。必要に応じて、署名等も設定する。
  13. 他のメールアドレスについても、①~⑫の方法でメール送信を可能に設定する。

③-α G Suiteの設定編(Business)

G Suite Businessの場合、以下のような画面「~のSMTP サーバー経由で送信する必要がありますが、お使いのアカウントではこの機能を使用できません。詳しくはドメイン管理者にお問い合わせください。」が現れ、送信設定をできない可能性があります。
このような画面が現れた場合は、G SuiteのGoogle 管理コンソール(admin.google.com)で次の操作を行います。

  1. Google 管理コンソール(admin.google.com)を開く。
  2. [アプリ] > [G Suite] > [Gmail] > [エンドユーザーのアクセス] に移動。
  3. [ユーザーごとの送信ゲートウェイを許可] で、[メールドメインの外部でホストされている「送信元」アドレスを設定した場合に、ユーザーに外部の SMTP サーバーを経由したメールの送信を許可] をオンする。

 

※当記事についての質問やお問い合わせは、お問い合わせフォームまたはコメント欄からお願い致します。質問・感想など、歓迎致します。

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