危険!Google共有ドライブの購入

ヤフーオークション(ヤフオク)等で、Googleドライブの共有ドライブ(旧:チームドライブ)が500~1,000円くらいで販売されています。「Google Drive 容量無制限 共有ドライブ追加 PCにネットワークドライブとしてマウント可能!7.99EB クラウド化!スマホでも!」「Google Drive 容量無制限 共有ドライブ追加」等の品名やフレーズで販売されていますが、絶対に購入してはいけません。1,000円で無限容量が手に入ったと喜んだのはつかの間、手に入れた共有ドライブへ次々と大切なデータを保存したけれど、ある日、突然、それら全てのデータが消えてしまったという災難に遭遇することでしょう。なぜならば、Googleドライブの共有ドライブの販売は、Googleの規約違反だからです。Googleは、共有ドライブの購入者・販売者共々、全てのデータを凍結・削除することでしょう。

Google共有ドライブとは?

Google共有ドライブを作成可能な条件及び再販の禁止

Google共有ドライブとは、Gmailの企業向け有料サービス(個人でも利用可能)のG Suite Bussines以上のサービス利用者が作成可能な複数人での共有利用を目的としたデータ共有スペースです。G Suite Bussinesの保存可能容量は、1アカウントから無制限(2020年1月頃より改訂、それ以前は、5アカウント以上の場合は無制限で4アカウント未満の場合1アカウント1TB)となり、前記のような販売も可能になるわけですが、Googleは再販を禁止していますので、規約違反となり、Googleが発見次第、即凍結・削除となる危険性があります。

また、共有ドライブによって、容量無制限となるのは、ファイル保存領域のみで、Google Photoやメール保存領域の容量は変化しません。

Googleには、以下のように記載されています。

この機能は G Suite Business、G Suite for Education、G Suite Enterprise、Drive Enterprise の各エディションでご利用いただけます(各エディションの比較)。

Google ドライブの共有ドライブでは、チームで使うファイルの保存、検索、および、ファイルへのアクセスができます。共有ドライブ内のファイルは、個人ではなくチームが所有します。メンバーがいなくなってもファイルはそのまま残るため、どこにいてもどのデバイスからでも、チームで引き続き情報を共有して仕事を進めることができます。

2.6 使用に関する制限 Google が書面で特に同意しない限り、お客様は次のことを行ってはならず、第三者が同様の行為を行わないように商業上合理的な努力を行うものとします。(a)本契約で明示的に承認されたものを除き、第三者に対し本サービスの販売、再販、賃貸、その他機能的に同等な行為を行うこと、(b)本サービスまたはその任意の部分のリバース エンジニアリングを試みること、(c)本サービスの使用やアクセスによって、本サービスの代替品または同様のサービスの作成を試みること、(d)危険度の高い活動に本サービスを使用すること、

参考リンク

Google Dirveの共有ドライブ自体を、個人版・無料版Google Drive等で利用すること自体は、規約違反ではありませんが、販売が規約違反となり、発見され次第、削除されてしまう可能性は高いでしょう。

Google共有ドライブを利用可能な条件

Google Dirveの共有ドライブのPCでの利用には、PC内のファイルの同期を行う場合、Google Dirve Stream(グーグルドライブストリーム)の利用が必須となります。

Google Dirve Stream(グーグルドライブストリーム)をインストールすると、PCにGドライブ(標準ではG、G以外へ変更可)が追加(マウント)され、Gドライブ内にマイドライブと共有ドライブがあり、更に共有ドライブ内に新たに追加された共有ドライブ(旧・チームドライブ)が追加されるという形になります。

しかしながら、Google Dirve Stream(グーグルドライブストリーム)は、個人版・無料版Google Drive(有料のGoogle Oneを含む)では利用できません。Google Dirve Stream(グーグルドライブストリーム)の利用は、有料版のG Suiteのみ(G Suite Basicでも利用可)で利用可能です。PCで無料版Gmailに接続された共有ドライブを使う場合、ブラウザで、Google Drive内の共有ドライブを開き、ファイルのアップロードやダウンロードの作業を行う必要があります。

裏技的な方法として、Google非公式のソフトウェアのCarotDAVRaiDriveなどのサードパーティー製を利用することで、Google Dirve Stream(グーグルドライブストリーム)が使え、その一部としてGoogle Dirveの共有ドライブも利用可能になりますが、大きなファイルを転送した場合、転送途中に止まる等の安定性に欠けるという報告も見られ不安が残ります。

Google共有ドライブ不正販売者ドメインリスト

当サイトが確認したGoogle共有ドライブを不正に販売しているG-Suiteのアカウントのドメインリストです。(随時、追加)

以下のリストに掲載の有無に拘わらず、Googleが、共有ドライブの不正販売を発見した場合、直ちに、そのアカウントは凍結・削除され、データも全て失うことになってしまうでしょう。共有ドライブの不正販売者のアカウント凍結は、時間の問題です。そして、その販売者から購入した共有ドライブも、当然、削除されてしまいます。Google Drive 共有ドライブの販売・購入は、販売者、購入者ともに大変危険ですので、絶対に止めましょう!

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