コロナウィルスの影響で備品が調達できず新規受付が一時期停止していたeo光の10Gbpsへの切り替え工事、
2020年6月半ば頃再開で、2020年6月末に切り替え工事を申し込んで、2~3ヶ月掛かると言われていたけれど、本日2020年8月27日、1Gbpsから10Gbpsへの切り替え工事完了となりました。
参考までに、1Gbps時の通信速度・・・。
下り889.6Mbps、上り883.3Mbpsと1Gbpsのサービスとしては速度が出てたほうかと思います。そして、これだけ出ていたら、10Gbpsにすれば、とんでもなくなく速くなると期待をしていたのですが、結果は・・・・・。
10Gbpsの工事が決まった時点で、10GbpsのLANカード(ASUS XG-C100C)を注文して、工事日までに届いて、取り付けも完了しました(写真のLANカードは、ロープロファイルアダプタに取り替え済み)。約13,000円と、なかなか安値で買えました。安かったですが、問題なく動いてます。ASUS純正のドライバーをアンインストールした後、Marvell(Aquantiaが買収された先)のAQC107用のドライバーへ入れ替えることで、どんな場合でも安定稼働するようになりました。MarvellのAQC107用ドライバーをインストールしても、ASUS XG-C100Cと認識し、Windowsのディバイスマネージャにも「ASUS XG-C100C PCI-E Network Adapter」と表示されています。
ASUS純正のドライバーの場合、最新版(2020/8/25版)のドライバーを使っても不安定で、スリープや休止状態から復帰後に、エラー(エラーコード43等)を起こして、まったく繋がらなくなりました(同様の症状に困っている方を、ネットでも多数見掛けました)。
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LANケーブルもカテゴリー6Aの物を購入しました。10GbpsのLANに使うLANケーブルとしては、カテゴリー6Aで十分で、カテゴリー7やカテゴリー8のかなり高価なLANケーブルを買う必要はありません。10GbpsのLANでも、カテゴリー7やカテゴリー8が必要になってくるのは、工場などの長距離の配線やノイズの入りやすい場所へ配線をする場合は必要になりますが、自宅内の配線の範囲内ならカテゴリー6Aで十分です。
本日、切り替え工事当日、切り替え工事は20分ほどで終わりました。工事の人から、10Gbps用のONUや多機能ルーター eo-RT150は、熱に弱く暑いと止まるということを教えてもらいました。というわけで、押し入れの中に設置したけれど、夏の間は、押し入れの扉を開けっ放しにしておく予定です。
10Gbps用のONUや多機能ルーター(eo-RT150)の背面には、ONUには1ポート、多機能ルーターにはWAN用に1ポート、LAN用に1ポートの10Gbpsと書かれた10Gbps用のポートが存在することが確認できます。
筆者には、今日の10Gbpsの開通に備えて、準備しておいた物があります。それは、BUFFALOの10GbpsにWANとLANの両方に対応でWiFi6対応のWXR-5950AX12Rです。1Gbps用の多機能ルーター(eo-RT100)では、WiFiの電波が弱く電波の届きにくさに困りました。電波の弱さを克服し、10Gbps回線の開通に備え、BUFFALOのWXR-5950AX12Rを購入し、1Gbpsで使っていました。10Gbpsの回線で、どこまで活躍してくれるようになるか楽しみにしていました。
ただし、eo光の10Gbpsの回線で、BUFFALOのWXR-5950AX12Rだと、IPv6接続ができなくなるということは事前にわかっていました。BUFFALOのルーターは、PPoEによるIPv6接続に対応してないからです。(詳細は、「eo光ネットの IPv6 接続を専用ルーター(eo光多機能ルーター)無しで利用する方法」のページをご覧下さい。eo光の多機能ルーター以外で、eo光のIPv6に対応した市販ルーターについて、まとめてあります。)
改めて、今回、BUFFALOのWXR-5950AX12Rでeo光の10Gbps回線に繋いでみましたが、やはり、IPv6接続についてはできませんでした。
さて、10Gbps回線のスピード測定の結果発表・・・・。
まず、純正の多機能ルーターeo-RT150での接続・・・
下り2.621Gbps、上り3.555Gpsと、最低でも5Gbpsくらいはいくかと期待していただけに残念!しかし、今まで使っていたパソコンでインターネットしていて、表示が速くなったことは体感できています。
そして、次に、BUFFALOのWXR-5950AX12R・・・・。
ネットでは、「BUFFALOのルーターはソフト面で弱いのでAX12でも速度が出ずeo-RT150の方が速度が出る」という報告もあったので、あまり期待していなかったのですが、結果は・・・・。
下り2.697Gbps、上り3.890Gbpsとeo-RT150といい勝負という結果となり、嬉しいビックリでした。
しかし、やはり5Gbpsをも下回るのは、気に入りませんが・・・・。
次は、WiFiの電波の強さ比較・・・・。
eo-RT100では、電波が届きにくくなっていた場所で行いました。
比較は、AndroidのWi-Fiオーバービュー360というソフトで行いました。
2.4GHz、5GHz共に、左の山がeo-RT150、右の山がBUFFALOのWXR-5950AX12R
結果、どちらも似ているということがわかり、eo多機能ルーターeo-RT100では電波が弱かったのが改善されたようです。しかし、もっと離れた場所になれば、アンテナの大きさから考えて、BUFFALOのWXR-5950AX12Rが有利となるでしょう。
そして、通信速度はというと、対応端末を持ってないので比較ができないのですが、eo-RT150はIEEE802.11ax規格で最大2401.9Mbpsに対しBUFFALOのWXR-5950AX12RはIEEE802.11ax規格で4803Mbpsと2倍の速さの差があります。アンテナも、BUFFALOのWXR-5950AX12Rの方が巨大で本数も多いですし、将来的に、IEEE802.11ax規格対応端末が簡単に手に入るようになったときに、BUFFALOのWXR-5950AX12Rが有利になることは間違いないでしょう。
写真は、左:eo光10Gbps ONU、中央:eo光 多機能ルーターeo-RT150、右:BUFFALO WXR-5950AX12R
eo-RT150は、ルーターとしての機能は本当に乏しく、ちょっと変わった設定といえば、DMZホスト機能くらいだけです。静的ルーティング、VPNサーバ機能、MTUの変更などは、全くできません。eo-RT100でできた、スマホをeo光電話の子機にできる機能「AGEphone for eo」も無くなっています。まだ、eo-RT100のほうが機能が充実していたように思います。eo-RT150は、本当に簡単なことしかできなくなっていて、その上、設定変更後の保存処理速度も遅くなっています。
eo光のIPv6接続が使えなくなってしまいますが、BUFFALO WXR-5950AX12Rを使っていこうと思っています。eo光において、IPv4とIPv6との接続の差は無く、未だIPv6対応のサイトやサービスも少ないので、IPv4接続だけでも十分だと思っています。
ただ単に、ネットサーフィンだけならeo-RT-150でも十分でしょう。
来年から本格的にWi-Fi6対応端末が各メーカーから出そろい(本当は今年出そろうはずが、コロナの影響で難しそうです)、Wi-Fi6やWPA3対応ルーターが欲しいと思っている方かつ10Gbps回線をお持ちの方には、BUFFALO WXR-5950AX12Rをオススメします。
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